■台湾人から見た極東
カナダ在住の友達が居る。
台湾には外省人、本省人、客家人、そして山地人などがいるが、台湾島に
”台湾人”の全てが住んでいる訳ではない。
総人口の約三分の一は国外で居住し、彼らこそが台湾というIT国家を
その外貨で支えている側面があるのだ。
私の友達は、国外在住組の台湾人なのである。
彼は李登輝があまり好きではなく、自分自身が本省人なのかどうかすら
突っ込んで知ろうとはしていないようだが、台湾人であると云うidentityは
強く持っている事が分かっている。
私が彼に求めている物は「国際問題に対する第三者的視点」なのだが、
互いの意見が合致する時よりも、しない時の方が楽しい物である。
さて、日曜の朝と云えば政治の討論番組が多いのだが、今朝の内容で
私自身線引きしていなかった事が話し合われていた。
それは、「北朝鮮との外交が正常化するライン」である。
・拉致被害者を”帰す”という約束など、そもそも無効である
・それでも約束は約束であり、一方的に反故には出来ない
この二つの意見の先に米の支援をするかどうかの話が出てくる。
民法で云う心裡留保で対抗出来ない物かと思うのだが、まともな国では無いから
揉めるのであって、オランダに出張って国際裁判をしている場合でもあるまい。
(国際司法裁判所の所在は、オランダのバーグ)
「一兵として参加する事も厭わないから、侵攻しようぜ」
などと件の台湾人にぶつけてみた所、それなりな正論を吐き出す。
イラク侵攻やアフガン争乱に対して対岸の火事として見ていた自分を思い出し、
やはり実質的な距離が離れている事は、逼迫した危機感を持ちにくいのだなぁと。
行き過ぎかな?と云う感覚を時折抱く度に、彼をリトマス試験紙として
フィードバックを図るのだが、この北コリアン問題ばかりは無理のようだ。
会話の一部だけど、危機感足りないよねぇ。
わたし:i have a question.
Is national defense waiting until it is attacked?
or attacking before being attacked?
やつ :i think defence until it attack....
わたし:our country will be destroyed by only one nuclear bomb.
when i think so,i become sad.
やつ :that is old story now...i think will not be happened again
わたし:Natural, I also want to think so.
But,the goverment of North Korea say,
we make nuclear bomb ,AND! biological and chemical weapons!!
The weapons was ruined for Vietnam country.....
やつ :don't worry ...korean did so many foolish actions recent years...
i don't think there will be alot of country believe their talk ;D