■関西空港問題
国土交通省大臣の扇千景が、大阪の伊丹空港を第一種空港から格下げし、
年間百億円にも上る国の負担金を地元負担へと移行する意思を表明した。
伊丹空港は、池田市、伊丹市、豊中市にまたがる空港なのであるが、
開港当時から騒音問題が生じ、付近住民に対する保証金が必要になった。
大阪には被差別部落や在日朝鮮人が住む地域がある。
基本的に劣悪環境に彼らは追い遣られ、そこで住むことになっていた。
だが、彼らは集団で圧力をかけるという事を覚えたのである。
この伊丹空港周辺の多くは被差別部落地域であり、国からの補償金を
綿々と何十年に渡って吸い上げてきた。
まさしく寄生虫である。
この金の流れが無駄と考える人は勿論存在した。
騒音問題、建物の高さ規制、深夜離発着が不可能、という様々な問題を
全て解決する為の空港を建設しようとした。
それが関西国際空港であった。
だが、いざ関西国際空港が完成し、国際線だけでなく国内線をも含んだ、
少なくとも近畿一円のハブ空港として稼動させる段になって、
国内線の移行に反対する奴等が出現した。
誰であろう、伊丹空港付近の住民である。
理由はただ一つ、補償金の打ち切りが不味いからであった。
これらは大阪の人間なら誰もが知っている話である。
圧力をかけて反対することで補償金の旨味を覚え、
いざそれが無くなる段になれば、今度は過去の言説を忘却の彼方へと
押し込めて変節する連中。
恥ずかしくないのか?
一方では、「伊丹の方がアクセスいいじゃん」などと抜かす北の住人達。
君らは田舎から大阪に来たばかりで、経緯を知らないだけだろうが?
差別主義者と言われようと、閉鎖的と言われようと、これだけは引かない。
馬鹿とぽっと出の連中に、税金を好きに使われる云われは無いのだ。
横風用滑走路を含めた関西空港の第二期工事が完成すれば、
今回の扇千景の案とあいまって、国内線は完全に関空へと移行するだろう。
国内線と国際線の一本化によってこそ、空港は利便性をはかれる。
心から手腕を期待している。