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2003/9/30 【過ぎたるは】
 ぼ〜っとPCの電源を立ち上げてメールチェックをしていると、「重要なお知らせ」と
件名が付いているにも関わらず、ふふふ〜んと何を思ったか削除をしてしまう。
もちろん何が書かれていたかも分からない。後の祭り後の祭り。

 TBSの反戦ドラマ、さとうきび畑の唄が大当たりだったらしい。私はビデオに撮る
だけ撮って見ていないのだが、明石家さんまと云う男の持つ数字には驚かされる。
臭みが鼻につく事も往々にしてあるのだが、後ろに続く人が居ないと云うのは
やはり強みなのだろう。
 全く以てTVを見ていないので、録画したままビデオテープは貯まるばかりだ。
世にも奇妙なを途中まで見て放置しているが、どうにもこうにも続きを見る気が
起こらないし……。

 手抜きだった9月の〆は、こんなクソ日記でひとつ。


2003/9/29 【こう云う羅列形式は好きではないのだが】
 九月がアッと言う間に終わってしまった。初頭は忙しさを感じてはいなかったが、
気が付けば「えらいのう(=疲れたなぁ)」とこぼしている。
 高名な古の哲学者は膨大なヒマと感じる時間を持ち、その全てを思索に費やし、
結果として思想体系を構築していったと云う。悪い人間はそのヒマを悪事の思索に
費やし、少数の人間は哲学を作り、その他の多数はヒマをただ享受する。
 要するに時間の使い方の話なのだが、多くの人間にとってはヒマなど感じる事も
無く、忙殺される毎日の方が幸せなのだ。だが余計な事を考えられない日々など、
私はまっぴら御免である。

 いとこい漫才がもう見られない。やすきよを動とすれば、いとこいは静であって、
他人を決して腐したりしない芸風は素晴らしかった。

 北海道の大地震が生々しかった。はっきりと見覚えのある道路や町並みが、
見るも無惨に崩壊していたのだが、阪神大震災の時ほどには惨状が酷くない事で
少しだけ胸をなで下ろす。まぁ、阪神大震災の死傷者数がうなぎのぼりだったのは
時の総理大臣であった社会党の村山に依る所が大きい訳で、いつまでも自衛隊を
出さずにグズグズしていた彼には、未必と云っても構わないとすら思っている。
 死傷者数の多寡を以て「そんなに大した地震ではない」などと云うつもりは無い。
「少なくて良かった」と、心から思う。

 以前、WJと云うプロレス団体が、長州力の手で旗揚げされた。曰く、ど真ん中の
プロレスらしく、WJを中心としてプロレス界が回っていくのだと思っていたらしい。
夢見がちな少年の心も大事だが、いい加減、プロレス団体とヤクザの癒着は辞め
にしていかないと、黒い噂が付きまとってしまいますな。
 そしていよいよ潰れそうと云う話である。全日本プロレスの方が先に潰れると
思っていたのだが、往々にして予想とは裏切られる物だ。
 「願望」を「確率」に置き変えて高邁な装飾をした物が「予想」であり、裏切られた
云々などと云う言説の一切は全て鼻で笑っていい。口の端に乗せる人も多いが。

 せっかくUOのゲームタイムを買ったと云うのに数度派閥を見学したくらいなのだ。
 偶然、以前同じギルドに居たメンバーと話をする機会を持てた。敬語で私に話し
かけてくる人なので、少々こそばゆい思いもしているのだが、変わらずに楽しんで
いる樣子がうかがえて嬉しかった。
 ただ、出雲サーバーには思い出が多すぎる。先は長くない命の中でつかの間の
桃源郷を求めていた人。「まったり道」を驀進したまま、EQに旅立っていった人。
そして、ルーンブックの中にある名前を見て、思わずその地点にリコールしてみて
黄昏れる自分を知った時、「もうこのサーバーでは一から遊べない」と気付いた。
ルーンの一つ一つに刻まれた、その多すぎる思い出を抱えきれそうにないから。

 読売ジャイアンツの原監督が辞任した。まさしく、御輿(みこし)だったのだろう。
監督と云う名で前面に立たせるが人事権は一切与えないと云う、手足を縛られた
見せ物小屋の動物の扱いであったと思う。いやはや、ドロドロした球団ですなぁ。

 10月はもうちょっと書こう。そう心に決める。


2003/9/23 【秋茄子は嫁に食わすな】
 急に寒くなるものだから、身体が気温に適応出来ずに鼻風邪を引いてしまう。
赤系の服が増えていたので「秋だなぁ」と思ってはいたが、身を以て知ったのは
少々厳しい物がある。早く寝よう。

 タバコの銘柄をコロコロと変える人は浮気性、こんな言い伝えがまことしやかに
古来より言われているのだが、私はマイルドセブンライトかラッキーストライク、と
二つだけを吸ってきたつもりだった。もちろん財布の中身と相談しつつ、今日は
ラッキーを買うと苦しいなと思えばマイセンを、と云う風に。
 しかし、この節セブンスターばかりを吸っている。一時期軽いタバコを吸っていた
時期もあったのだが、ここに来て、きつめのタバコで無ければ物足りなく感じる。
阪神タイガース優勝タバコ、これを最後に禁煙でもしてみようか。してみなければ
分からないが、一ヶ月も禁煙すればもう吸うまいて。

 まぁ、紫煙を揺らめかせつつタイプをしている訳で、こんな自分に信用などとても。


2003/9/21 【女を見る目が無い野郎共の宴】
 私が友人として不義理な事をしていた数年、それにも関わらず連絡を取り続けて
いてくれた人に、A君がいる。現在A君には誰も連絡が取れず、姿を見かける事も
無いらしい。本日、別の友人に連絡を取ってみた所、日付的には最終目撃情報と
なる物が舞い込み、それに対して色々と考えてみた。
 その最終目撃情報はこうだ。
「なんか、あいつイカレ女を連れてたぜ。黒ずくめで金髪、店の中でもシャネルの
サングラスをしたままで、見れば小柳ゆきをシャブ中にしたようなヤバイ女だった。」
あいつに限っては大丈夫だよな、クスリなんて食ってないよな、、、と思いたいが、
良くも悪くも男は女によって変えられる物であり、心配の種は尽きたりしない。
スジ物に手を出すのはよせと言ったはずなのに……。
 結婚した奴も、出来ちゃった婚をした奴も、ギャンブルで生計を立てている奴も、
今はお互いに連絡を頻繁に取って遊ぶ事は無くなったらしい。「折を見てそっちに
顔出すから」と伝えると、それを期に集まろうかと言う。私が媒介となって集まりが
戻る事になれば嬉しいが、そこにA君が居ないのでは寂しすぎる訳で、片手落ちは
避けたいと云うのが本音である。

 今日思った事。黒ジーンズは背の高い女しか似合わないと思っていたが、何を
勘違いしていたのだ私は、と。格好良く掃いているボーイッシュな人を見かけて、
ちょっと考えを改めた次第。
 そういえば、少しだけ気になる人が出来た。「気にしないでおこう」と強く思う事は
逆に強い想いを生んでしまう事も意味するわけで、自然体で為すがままにしようと。
ただ、いつもの悪い癖なのか、ちょっぴり電波が入っている人の匂いがしている。
いや確実に電波系なのだ。
 ふぅ……危ない危ない。私も少しだけ成長したようだよ。


2003/9/20 【下賤】
 世の中には様々な面白い事がある。予期せぬ慶事、また変事すら「面白き事」に
出来るのか否かは人に依ってしまうのだが、その人の心持ち次第ではある。

 今日面白いなぁと思った事とは、「死んだはずの人間が実は生きていた」である。
 以前、ウルティマオンラインで共に闘った事がある人間に、OZと云う人がいた。
今年の5月頃に死んだという噂が流れた為に、私は最も信頼出来た情報ソースを
持つ人から経緯を聞き、「死んだ」と云う噂が事実であった事を確信するに至った。
 ところが、OZのサイトは死後も更新され続けており、ゲームのプレイ日記や死因と
言われたバイクのコンテンツを作っていたと云う。彼の死を悼んだ人達には何を
伝える訳でもなく、何を詫びる訳でもなく。
 さらにはシタラバ(2ch型掲示板サイト)で、「別人のサイトなのでは」と彼本人が
書き込んでいるのを見るにつけ、外道の極みであると判断した。何も言わなければ
「何かが擦れ違って死んだ事になってしまい、言い訳するのも照れくさいのかな」と
好意的にスレッドの書き込みを読んでいたであろうに、美しく無きこと甚だしい。

 死んだと噂されていた時、私はOZの掲示板で追悼の書き込みをしなかった。
さらにSiwasuの掲示板では事実を書く事のみを考え、気持ちが乗らないように
注意していた。真意を吐露したのはアキヲだけだったのだが、ここに改めて書いて
みようかと思う。故人に毒づくのは美しくないが、生きているならば問題はない。
 OZと云う人間が持つ常識が、私の抱く常識と大きく異なっていた事は明白だ。
ネットと云う繋がりでは、育ちや環境などに付いて推し量ること自体が無意味だが、
彼の品性の無さは、私の心を荒ぶらせるに十分であった。そのさもしい自己保身と
虚栄に満ちた言動が、「若年の言う事に対して……」と云うアポリアとなるべき壁を
軽々と突き破り、「カスが…」と思うに至らしめた。低俗、と考えて差し支えない。

 最早死んだ人間である。元D13メンや現DMKメンに話を通した私の顔は潰され、
「実は間違いでした」などと頭を垂れる術を私は知らない。そして彼らの追悼の意を
へらへらと馬鹿にした、「僕はまだ生きています^^」と云う烏滸がましい生命信号の
発信は、全く以て御免被(こうむ)りたい。然るべき事後処理を取らなかった以上、
繰り返すようだが最早死んだ人間に過ぎないのだ。ゾンビが日中から出歩くような
そんな道理に反した事は誰も許さない。望んで餓鬼になるとは思いもしなかったが
全ては己の不始末である。

 誰もお前の事なんて見ちゃいないし、誰もお前の事なんて気にしちゃいない。
そしてお前にだけは誰も真実を語らない。消えろよ。


2003/9/15 【阪神39年ぶりの甲子園V】
 今日ぐらいは良いのです、禁酒を破っても。
 涙がいつまでも溢れ出てもそれを止める術を知りません。親父さんに無理矢理に
阪神タイガースの帽子を被らされ、小学校6年間、雨の日も風の日も、修学旅行も
どんな日であっても、毎日ゝ「阪神タイガースファン」である事を刻み込みました。
 アイデンティティとは、地域社会によって形作られる部分が大きいと思います。
私にとってのそれは消える事は一度たりともなく、藤田平の引退、掛布のデッド
ボールからのスランプ、松永とクールボーの裏切り、様々な物を見てきました。
耐える事によって培われた阪神への憧れ、むしろ焦がれと言っても良いのですが、
阪神ファンである事がアイデンティティであると云う形に置き換わっていたような、
そんな気すらしています。
 今日の胴上げの輪に入れなかった湯舟、東山、田村、そして選手としては優勝を
味わえなかった和田豊。一方戦線を離脱しながら胴上げの輪に加わった、藪や
濱中、そしてギリギリで間に合った藤川球児。道頓堀にダイブをする人を見て、
「頭がおかしいのではないのか」と冷めた視線を投げかける人も居ますが、あれは
盛り上がれば何をしてもいい、と云う理由ではなく、ただ幸せを共有したいと云う
ファン心理なのだと思います。そういう瞬間を、刹那的な仲間とは云え共有意識を
抱き、共に味わった経験のある人は多くは無いと思うのです。

 最近、少々煩雑を感じる日々なのですが、今日はしっぽりとお酒を飲みました。
そんな中で思った事なのですが、いわゆる「にわかファン」に対して目くじらを立て、
何やかやと言うと云うのは褒められた事ではないのだな、と。
 今年のオーダーすら定かでは無いような、そんな阪神ファンとよく出会います。
しかし、彼らはとても清々しい笑顔をしており、阪神の勝利を心から喜び、そして
阪神の敗北を心から悲しんでいるように見えます。次の優勝はまた20年後くらいに
なると思うのですが、仮に100人増えたそういったファンの中から2人でも3人でも
暗黒時代に心変わりをせずに応援してくれる、そんなファンが残ってくれるならば
「にわかファン」であっても嬉しいのです。誰もが最初はにわかだったのですから。

 残るは日本シリーズです。ダイエーの一方的な勝利を予想してしまいますが、
リーグ優勝をしただけで、何かほっと一息ついてしまったような気がしています。
まるで憑物が落ちたかのような……。
 本当に本当に、今日の阪神タイガースの優勝は忘れないでしょう。記録よりも
記憶に残るとは使い古された言葉なのですが、18年前の優勝が記憶から薄れても
今回の2003年9月15日と云う日の試合内容と盛り上がり具合は、絶対に忘れえぬ
思い出となりました。

 ですます調で書く事には慣れていないのですが、少しばかり真摯な態度で阪神
タイガース優勝と云う物に対し、真摯に書いてみようと思った次第でした。


2003/9/8 【亀井はほんとに悪人面だよなぁ。】
 首相が一堂に会しての所信演説。こういった企画は、某局で押しの強い左翼を
集めて作られている議論番組よりも、「目的」が明確である事で秀でている。しかし
現在は大統領制度よろしく直接には首相を選ぶ事が出来ないため、衆参の議員と
全国の自民党員だけが票を持っている訳であり、NHKで放送する意味が薄れて
しまっている。無意味とは決して思わないけれども。

 微妙にお気に入りのファミレスにまたもや行ってきたのだが、時間帯によっては
デスシフトが引かれていたようだ。年に数回は、「あああああ、ケーキ食いてぇ」と
思う日があるわけで、そういう日はケーキセットなどを恥ずかしげもなく頼むのだ。
もちろんその衝動に逆らう事なく「ケ、ケーキセット!」と叫ぶように注文した。
(5分後)
店員「すいませーん、ちょっとケーキ倒れちゃいました。。。」
私「(げ、、、倒れたまま何で持ってくるねん)」
店員「構いませんでしょうか、、、?」
私「はぁ、、いいっすよ」
 可愛ければ満面の気持ち悪い笑顔でこう言うのだ。「全然構わないっすよ!」と。
そして気に入らない面ならば、「すいません、取り替えて頂けますかね?」とも言う。
しかし、その微妙に不細工なんだけど愛嬌がありそうで、しかしやたけた振りが
客商売をしている者としてはどないやねん、いややっぱしアカンやろ、でもこんな事
強く言っている私って美しくないな、そうだよな、でもでもでもチクショーーー!っと。
 結論としてはもっと不細工な店員さん希望。

 今日のパ・リーグの試合結果を見て、福岡ダイエーが優勝する事がほぼ確定的
になったと思った。まだ優勝チームがどこか分からず不安一杯のセ・リーグだが、
とりあえず「もしも阪神が優勝するだなんて、大それた事をかましちゃったら?」の
仮定の下に、戦力分析なぞをしてみたのだ。
 その結果、どうひいき目に見ても、阪神タイガースはダイエーに勝てそうに無い。
正捕手である矢野の肩ではダイエーの一番から三番は殺せないし、八番まで一切
途切れない打線を阪神の各投手が抑えきれるとも思えない。ヒゲ柳は元ダイエー
と云う事で能力は分かっているだろうし、伊良部はクイックが投げられない。イガー
にしてもムラがある訳で、ムーアや藪は復帰の目処が立っていない。更にダイエー
先発陣である、斉藤、和田、新垣、寺原、、、。打ち崩せそうに無いのである。
 唯一勝っているのが抑え投手陣、最近はクローザーと云うようだが、そこだけが
阪神の強みであって、競った試合のまま終盤に突入するような、そんなゲームに
阪神の先発陣がしてくれない限りは勝機が薄くなるだろう。
 冷静に分析してみて改めて思う事だが、今年のダイエーはかなり強いよなぁ。


2003/9/5 【強敵と書いて「とも」と呼ぶ】
 この手で、完全に止め切ったはずの時間。そんな物は障壁にもならなかった。
私の不義理をそしるそぶりもなく、「別に構わないよ」と簡単に受け流される――。
なじられ、けなされ、足蹴にされ、そうしてでしか生命の心地を感じられないのに、
私を許す事で男を見せつける。親友と云う物は一生物の宝だったのだと、改めて
思い出した。何か困った事があれば、誓って彼らのために一命を投げ出そう。
男の友情とはそういう物だ。

 甲子園での対横浜ベイで、矢野のホームランで逆転サヨナラ勝ちを決めた。
スポーツを観ていて涙を流してしまうなど滅多にある事ではないのだが、どうにも
胸が一杯になってしまう勝ち方と云う物が存在するようだ。
 他地域に住んでいる人には阪神教とでも云うべき、一種の宗教めいた物として
目に映る事も多かろうとは思うが、血眼になりながらボールを目で追い、しかも
涙まで流している姿を客観的に考えてみれば、これはやはりイッている人だろう。
いや、気にはしないんだけどね。


2003/9/3 【誰がために鐘は鳴る】
 Mr.Childrenの新譜として、「タガタメ」と云う曲が発表された。これはCD等での
発売はまだ考えられておらず、FMorAM放送でなければ聞くことが出来ない状態。
 運よく、9月1日から始まった「タガタメ」の中波での配信を聞くことが出来た。
何度も繰り返している事だが、私は歌詞を基本的に頭に入れない人なので、
「また似たようなメロディですなぁ」と云う感慨を抱くだけだった。
 しかし、ラジオでだけ配信してCDでの発売しない、なんて事は、今まで聞いた事も
無い話である。惜しむらくは、私はAMしか聞かない人なので、曲が途中で切れても
文句が言えない所だろうか。明日FM波の松っちゃんの放送室でも聞いて、掛かる
のかどうか確かめてみるかねぇ。

 中日がレイサムに下手を打った事で、甲子園での胴上げが無くなってしまった。
ほぼ確実に、昭和60年と同じく神宮で決まる事になる。死のロードで負け過ぎた
からこんな事になったとも言えるが、甲子園での胴上げが見たかったよ……。


2003/9/2 【UOの記憶、既に希薄に附き】
 以前、UltimaOnlineと云うゲームを遊んでいた。当時ゲーム内で遊び尽くした感が
私には有り、もうすることも無いだろうと、ゲーム内で持っていた全てのアイテムを
友人に譲渡した。
 ところが昨日、ふと気の迷いで、「少しスキル上げをしたいなぁ」と思ってゲーム
タイムを買ってきたのだが、これが大失敗だった。知らない間に大量の仕様変更が
行われており、最早別のゲームと言っても過言ではなく、右も左も分からない状態
に陥ってしまった。
 ゲーム内に構築された街で「ん、この名前は知っている気がする」と云うキャラを
見つけるのだが、もし間違っていた際の言い訳も思いつかず、結局話しかけたりも
しない。そんな状況だったので、今日プリオが「まだアカは生きている」と言った
事がなぜか嬉しく、UOに一緒にログインする事になった。
 入っても話すことは、総合格闘、WJ、U、馬鹿ビデオ、そして仕事の話と、肝心の
UOの仕様の話は、スピスピ、つまりは霊媒交信が重要らしいとは聞いたが、他の
事はよく分からなかった。第一、狩りの仕方すら分からない。家が無いのは別に
困らないのだが、ゲーム内容が分からないのではどうしようもない。
 とりあえず、一週間に一度くらいはログインして、新しいスキルとやらを覚えよう。
もう、まったりまったりでしか遊べないのだし。

 今はFlashを少しずつでも覚える方が楽しいってのが本音かもしれない。そして
Flashに限らず、そもそもこの節やる事が多い状態なのに、何故今UOアカウントを
復帰したのか自分の行動が理解出来ていない。気の迷いとは、理由が無いので
気持ちが悪い物であり、且つ不可思議だよなぁ。


2003/9/1 【ウーマンリブですか、そうですか】
 「この人痴漢です!」と不幸にも疑われた場合、潔白であれば話に付き合わない
と云う手段を選ぶ。これがまず一歩目となる。
 駅事務室に一緒に行ったその時点で人生が終わると云っても過言ではなく、
その後いかに無実だ無実だと訴えても、形式では現行犯と云う事になってしまう。
必要であれば名刺の一つでも渡し、「証拠を提示できるならば連絡をして下さい」
とでも伝え、その間に弁護士に相談と云うのが最善となる。
 ある部分では加害者保護の意識が強く、またある部分では被害者保護の意識が
強すぎる。これが現在の世情である。例えば痴漢の訴えを女性が起こし、それが
全くの冤罪での告発であった事が証明されても、逆訴訟と云う形で名誉毀損等で
勝つ事は難しい。故意の証明が非常に難しいからだ。

 こんな決まり切った「痴漢等での冤罪対処法」を思い出しながら、ふと考える。
「女性は弱い」と云う紋切りは、近時代での男女の機会が均等では無かった頃の
遺物ではないだろうか。
 肉体的作りの差から生じる「男は強くて女は弱い」は、飽くまでも肉体的な部分
それだけで考える事であって、性差その物に関してまでをも範囲とした理屈である
「女性は弱い」は実情に似(そぐ)わない。特に女性被害者の問題に関しては法の
下の平等が全く為されておらず、男性への冤罪問題に対しての考慮が薄いように
感じてしまうのだが。
 若い頃は「歩道では男性が道路側を歩く」なんて事を、男はそうでなければ!
などと信じていた物だが、今はあまり気にしないようにしている。フェミニズムを
美意識に組み込むか否かは各個人の判断に依るが、法にまでそれが及ぶのは
何とも美しくなく、世情にはびこるのも同様に美しくない事の極みだ。
 全てがフェミニズムに毒されているのであれば、私はこれからもとことん優しくない
人であろうと思う。本来のフェミニズムは、性差別払拭と社会的地位向上だけが
目的であったではないか。いつまでも拡張し続ける権利を馬鹿のように認め続け、
結果として男が住み難くなるなど、愚だよ、愚。


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