2004/1/28 【日々の安らぎはアホの古賀に関するニュース】
先日の光景。
「酒のオカワリが一杯ずつて、かったるてラチあきませんわ。是非ゝビンごと!」
「それは出来ないんです。すいません……」
禁酒していた事実も何のその、気が付けば式場の人とこんなやり取りをしていた。
礼儀知らずの言動を場所柄も弁(わきま)えずにする方が中におり、些か気分を
害してしまった。もちろん向こうの親戚スジなのだが、仮面を破り苦笑いが思わず
こぼれた。はなはだ頭の悪い親戚が増えたと云う形で非常にうんざりするのだが、
当人同士が幸せになれば良いだけの話である。
本音を言えば、必要に迫られた状況でも、出来る限り私は顔を合わせたく無い。
美味かった酒の味も変わるってば。
披露宴前の結婚式の際、牧師は黒人の男性だった。生歌でアヴェ・マリアを歌う
人が居たり、パイプオルガンと思しき物を演奏したりと、凝った仕掛けではあった。
不思議なことに、一通りの式が終わった時、なぜか件の神父が私の前に立って
「ドウモアリガト」などと言いつつ握手をしてくるではないか。咄嗟のことで応答に
困ってしまい、「thanks a lot」とだけ応えた。あと5秒もあれば気の利いたネタが
くれたかもしれない、と後悔しきりである。それ系の反応速度が落ちているなぁ。
2004/1/23 【結婚式】
以前住んでいた葛飾区では非常に安かったクリーニング代も、ここでは馬鹿に
ならない物となっている。聞けば日本一の激戦区が葛飾区だったそうで、確かに
破格値だった様にも思う。スーツが350円、ワイシャツ80円だったしなぁ……。
こんな事を、クリーニング戻りの礼服とスーツを見てつらつら思う。足を運ぶのは
多少面倒くさいのだが、私にとっても親族が増える訳であり、それなりの仮面を
被って出かけよう。ヒゲを整えていて失敗したので、急激に伸びる薬が欲しい。
沖縄で、デモ隊と機動隊が押し問答と云う事件が有ったらしい→■。
文章の中から一文だけを拾い上げ、それに対してだけ理論をぶつことも詭弁の
範疇に入る。揚げ足取りとも言えるのだが、文意を掴まずして反論などをしては
いけないのだ。
これを、私自身も十分認識した上で思う。
>「天皇の来県を通して愛国心を植え付けようとしている」
愛国心を抱く事自体が宜しくないと彼らは言うのだろうか。沖縄に行き、ひめゆりの
塔などをこの目で見て、戦争体験者の話も聞いた。沖縄に住む年配者の中では
若い世代よりも激しい旧体制への怒りがある事も知っている。だが、と。
2004/1/22 【テニス大会にも出ていませんでした、にはツボった。】
現代風に脚本を大幅に変えておきながら、電子カルテを用いないどころか薄い
紙質のカルテを修正液で改竄すると云う脚本である。時間軸を今に合わせるのに
汲々としている樣子が伺えるが、だからと言ってナンセンスな物へと倒壊して良い
はずがない。
前作で言う児玉清の役を、上川達也が演じている。原作とも前作とも全く異なる
弁護士像なのだが、上川の演技の上手さでそれが気にならない。矢田も頑張って
いる様に見えるが、カワイイだけのお飾りに見えてしまうのは致し方ないだろう。
改めて思うのだが、個別に見れば力のある役者が多いと感じるのに、話として
見た時にバランスが悪く目に映る。いかに良質の原作であろうとも、全ては脚本
次第と云うことか。
昔のスーパーロボット大戦で遊んでいる。
昨年末スパロボアルファと云うPSソフトを頂いたのでしばらく遊んでいたのだが、
大好きなGガンダムは出ないし、難易度は低いし、さくっと終わらせてしまった。
ロイフォッカーしか萌え対象が無いってのではハマり様が無い。
そこで引っ張り出してきたのがSEGAサターンである。切れていた本体の電池を
取り替え、拡張パックを何度か差し込み、おもむろにスパロボFをセット。難易度は
それなりに高く、やり応えは十分だった記憶があるので、物足りなかったアルファ
の口直しにはなるだろうと。早くリ・ガズィ出てくれないかな。
そりゃそうと、ここ数日の東証出来高は何事だろうか。取引数が10億から15億株
と激しい日々が続いているのだが、何が材料なのかがさっぱり分からない。謎だ。
2004/1/21 【松っちゃんの放送室、どうも電波が弱くて困る】
私達が笑いのバイブルとしたのは、「4時ですよ〜だ」と云う月〜金のTV番組、
そして木曜日の深夜ラジオ「ヤングタウン」、この二つだった。特に笑い脳を鍛える
意味では後者の比重が高く、木曜ヤンタンをエアチェックしたテープは、金曜日に
各クラスで聞き忘れた友人に回されるシステムが確立していた。どちらも若き
ダウンタウンが出演していた番組である。そして彼らがラジオで話していた事は、
今でも多くを覚えている。
「お前は○○かっ」と、人名を例えて突っ込む笑いがある。笑い脳の中でも
笑いの反射神経が特に問われる物であるが、この笑いでもっとも重要なのは
カリカチュアライズが容易な対象を用意する事だが、最低限の基本はと言えば
人名を呼び捨てにする事に於いて他ならない。○○さん、などと言ってしまうと
落ちないのである。
はるか昔に「なるほど」と納得した事の一つがこれだが、「さん」付けでツッコミを
入れる見知らぬ人を見かけ、基本からしてアカンな、と思わず口元を弛めた。
ダウンタウンのチンカス以下であるナイナイを見て育まれた笑いの感性では、
いかにもさもありなんである。ナイナイのANNしか深夜放送で選ぶ物が無いのは
不幸としか思えない。
私が今でも続けて聞いているのは「伊集院光の深夜の馬鹿力」だけだが、
もうかれこれ7年ほどの付き合いになっている。悪友F君や親友K君に勧められ、
ほぼ一緒に生活していたY君などと一緒にネタハガキを書いていた記憶がある。
過去の放送も入手出来る世の中なので詳細は明かさないが、某ゲームソフトを
プレゼントする回のネタハガキに当選し、みんなで夜通し遊んだ事も。
UOで対人を教えてもらい、今も時折格闘技話で盛り上がる某プリオ君も、実は
このラジオのリスナーである。第一回目の放送から全てエアチェックしてある辺りが
流石だが、そのカセットテープ資産の全てをMDに移した辺りがディープでナイス。
2004/1/20 【”PROメロ♪”ってサイトでキャプチュード音を発見】
掛かってくる電話を気分良く取る事は少ないのだが、忙しさを感じている時に
あからさまな「暇つぶし電話」が来ると、思わず(ちっ)と舌打ちの一つも漏らして
みたくなる。
今回の場合はその「暇つぶし」とうかがえた上に、カサカサと音がこぼれていた。
不思議に思い何の音かと問うてみれば、即ち「コンビニおにぎりを食す音だ」と。
ムッカー。
マリナーズでクローザーとして活躍していた佐々木が日本に戻ってくる。どうせ
他のメジャー球団も日本プロ野球球団も手を出さないであろうから、横浜入りが
確実と噂される。ストレートがMAX140km/hに満たないクローザーなど役に立つと
思えないのだが。大ちゃんも佐々木の出来には怒髪天を衝くはず。
福岡二区で民主党から立候補し当選した古賀議員が、何と学歴詐称していた。
学歴コンプレックスから生じた事象とも見えるし、一度吐いた嘘で引き返せなくなり
糊塗し続けた果ての物とも見える。薄らみっともない事に変わりはないのだが、
失笑とはまさにこれだろう。
山崎拓の件に関しては色々と思う所があった。ちゃんと手当も払っている女が
密か事を吐露すると云う、プロ意識の無さ、ルール違反に対して責めるべきだと。
感覚で物を言う団体は「プレイ内容がけしからん、恥知らず」と声を荒げていたが、
男の視点で物を言うならば、「山拓は糞女に捕まったな」としか見えない訳であり、
経歴詐称の方がよほど恥知らずではないか、と。
学歴コンプレックスなど馬鹿馬鹿しいとは思うが、万が一にも子供を授かる事に
なったならば、お金と時間をかけて教育の環境だけは与えなければと思っている。
もっとも、しっかりと教えるべきは「恥」の概念かもしれない。この古賀何某のように
ならない為にも。
スーパーボウルの組み合わせはパンサーズとペイトリオッツになった。もちろん
お気に入りのチームが出ていなければ「ツマラナイSBだなぁ」と思う物なのだが、
それにしたって華が無さすぎるではないか。シーズン開幕前にこの二チームの
どちらかでもSB進出を決める予想をした人は、よほどのファンでも居たのかどうか。
SBのジンクスとして、熱い戦いは隔年、と云う物がある。ネームバリューだけは
近年類を見ない昨年のSBも、フタを開けてみればバッカニアーズ圧勝と云う結果に
終わった。応援していないチーム同士、正確に言うならば知っている選手が少ない
チーム同士の戦いだが、ジンクスを考えれば今年のSBは面白くなるはずである。
2004/1/18 【あれだけ降っても雪は積もらず】
「色恋はどうなのよ」と聞かれ、なんやかんやで面倒くさいからねぇと返した所、
「面倒くさいからいいや、と云うのは電波女がよく言う台詞だよ」と笑われてしまう。
続けての「居ると居ないとでは、居た方が生活にメリハリが出るよ?」と云う話には
なるほどそうかもな、と。
昔の事だが、当時好きだった人に軽くシモネタを振ってみた事がある。その時の
話題はお尻の穴にどうのこうのと云うプレイに付いてだったのだが、彼女の反応は
「あれ気持ちいいよね」と云う物だった。その瞬間私はドン引きしてしまい、余計な
話題を振ってしまったと云う自己嫌悪で、飯が喉を通らない状態に陥ってしまった。
今でも思い出すだけで胸が痛くなるのだが、これもトラウマだろうか。誰が何時
言っていたのかは墓場まで持って行く話なのだが、「面倒くさいから」の言葉には
こんな物が含まれている。
日本臓器移植ネットワークのプログラムソースにBUGがあり、腎移植が受けられ
ない患者が6人ほど居たらしい。臓器提供は自然の摂理に反すると思っており、
私は一切が反対である。昔はドナー登録をするか否かで長く考えた事もあったが、
結局は上の理由でしない事に決めた。受け入れるべきは受け入れなければ、と。
恐らく、このプログラムの開発言語はMUMPSだと思う。医療業界や役所などで
たまに見受けられるDB型開発言語だが、他でツブシが効かず難儀な言語である。
開発初期のSEと担当者が全て悪く、当時の担当PGの責では無い。
ロッドマンが引退撤回で復帰した。元ヤンキースのクレメンス然り、巨人に居た
川相も然りだが、引退撤回とは第三者的にみっともない物として目に映ってしまう。
もっとも、新日本プロレスのドラゴン藤波の引退撤回が一番腰砕けなのは改めて
言うまでも無いが。
2004/1/16 【議員だけでなく、外務役人も中韓方面に権益がある模様】
「初めての、ア○ム〜」と云うサラ金のCMがあるが、これに出演中の小野真弓に
人気があるのは分かる。彼女をしてストライクと思わない男は、ごく僅かしか居ない
のでは無いだろうか。キレイではなくカワイイとはああいう人を指す。
前置きはともかく。先日ふと立ち寄ったジャンクフード屋の店員が、件の小野真弓
にそっくりで驚いただけの話である。似ている人も居るもんだ、と。
竹島と云う島がある。これは北方領土と同じく日本固有の領土でありながら、
奇しくも同じ状態に置かれている。即ち、他国からの不法占拠である。
島根県に属しているこの島は、現在韓国が所有権を主張し占拠し続けている。
朝鮮戦争が終わった後、1954年の事であるが、日本政府はこの領土上の問題の
解決のためにオランダの国際司法裁判所に訴状を送った。ところがこの国際的な
調停の場に韓国が出席する事は無かったのである。「元々我が国の領土なのに
それを争う事など馬鹿げている」、と。
1905年の日本の竹島編入が、そもそも韓国からの強奪であると彼らは言う。
1910年に日本は韓国を併合したが、この「併合」と云う名前から分かるように、
当時の韓国に政府は在ったのである。そして欧州やロシアが清を食い破る樣を
見るに付け、時の政府が「奴隷になるよりは日帝(=日本)と結ぼう」と日本に対し
併合案を持ちかけてきたのである。彼らが自らの同一性を保持したいがために
目を背けてきた歴史の真実がこれだ。
「日本に対し併合案を持ちかけてきた」と云う1910年の事例からも分かるように、
仮に1905年の「日本の竹島編入」が彼らの言う通りの「日本による強奪」であれば
韓国政府が権利を主張出来たはずである。それにも拘わらず世界史に竹島が
日本領と刻まれているのは、日本が正当な手段と正当な過程の上に領土とした
と云う証明に他ならない。竹島は、北方四島と同じく日本固有の領土なのである。
教育が不透明な北朝鮮はともかく、韓国と中国は国策として反日を掲げている。
中国に於ける先日の反日暴動も然りだが、今回の竹島切手販売や、2ch等に
大量のtrafficをかけてサーバーダウンを謀る「サイバー壬辰倭乱」なるはた迷惑な
事象もその一環である。
「悪い人も居るし良い人も居る。でもそれはどの国でも同じでしょう?それを以て
韓国や中国を敵視するのは間違っている」
こんな眠たい事を言う日本人も実際多いのだが、国策として反日を掲げ、教育も
一環した反日教育を行っている国で育った人民を、日本にとって益を為す相手と
見なす事の方が滑稽ではないのか。同じく日中友好や日韓友好などと云う赤色に
染め上げられたキャッチフレーズもあるが、国家間での友好とは、権益と主張が
相互に為されて初めて成立する物である。
「この前キムチ鍋を食ってな」と云う兄に対し、間髪入れずに「頭おかしいん?」と
返すほどに中韓物に対して嫌悪感が強くなった。焼き肉屋に行ったり、パチンコに
興じたりする人間に対しても汚物としか見えなくなっている訳で、潜在的な嫌中韓
意識は私だけではなく確実に拡がってきている事を感じる。
(黙って温和しくしていれば彼らは更に増長する、と云う事例→■)
2004/1/15 【キン肉マンは面白かったよね】
京極夏彦が後巷説百物語で直木賞を授かったようだ。この作品に関して私は
まだ未読なのだが、「嗤う伊右衛門ならば理解も出来たのに」との声を見受ける。
なぜこの作品だったのだろうか。恐らく、面白いか否かでは無い。
毎日少しずつ進行しているネタスレなのだが、今一番面白いのがこれ→■。
私達の世代はガンダムやキン肉マンや北斗の拳ネタがど真ん中なので、この手の
ネタを織り込まれた話をされると、顔の緩みを禁じ得なくなる。
「俺とお前の友情は見せかけだったのか!?」「見せかけじゃない!」
「だってオラは人間だから……」
「黙らんかスグル!」
この辺りのネタが分かるレベルで普通。
ブロッケンjrの超人強度を覚えているレベルでイイカンジ。
僕の考えた超人にハガキを送った事があるレベルで上級。
2004/1/13 【デルフィンが早坂好恵と結婚したらしいね】
本年の過ごし方。
4月…もそもそと阪神の応援を始める。モトGPはロッシがYAMAHA入りしたので
ちょっと期待してみたい。ノリックもフル参戦決定。
5月…岡田新監督に毒づく。監督を野村克也にしろ、とあちらこちらで言い散らす。
6月…すでに阪神は定位置&安定期。イタリアGP、カタルニアGPはコースが好き
なので、ウヒウヒ言いながら見る。
7月…6位を独走。ミーハーファンが消えて甲子園が空き始めているはずなので、
おもむろに足を運んで観戦する。なんば球場仕込みのヤジで盛り上がる。
8月…何もかもが嫌になってバイクで逃避行動。すぐ熱気に根負けしてファミレス。
鈴鹿8耐の入場料が安くなっていれば観戦。
9月…巨人と中日あたりでペナント争い。パ・リーグの試合を見つつ現実逃避。
10月…F1の日本GPに浮気。日本シリーズは日ハムが出るので仕方なく見る。
11月…NFL三昧。カウボーイズをひとしきり応援して撃沈。レイダーズも轟沈。
12月…NFL終盤で盛り上がりつつも、格闘技とプロレスイベントで目移り。情報を
集めるだけで疲れる。
1月…憑物が落ちたかのように平和な日々。まったりと休む。
2月…スーパーボウルで最高潮。その後オープン戦に備えて戦力分析を始める。
3月…こりゃ今年も阪神あかんわ(笑、と例年の風景に安心。のんびり茶をすする。
バッティングセンターでヴァーチャル松坂大輔と勝負をしてきた。時速130kmから
140km程度の球をポンポン投げ込んできたのだが、そこは昔取ったキネヅカだ。
草野球チームだったとは云え真面目に活動していたのだから、ひと度目が慣れて
からは松坂の球をひねってちぎってやった(本当は遊ゴロ、三ゴロも多かった)。
だが問題はその次に対戦したヴァーチャル藪だったのだ。松坂が時速140kmだと
すると、ヴァーチャル藪の球速は時速100km程度。阪神ファンの私としては藪に
対する低評価に微妙な表情なのだが、そこは実力通りか、と思い直して勝負をば。
すると驚くべき事に全く打てないのだ。ヴァーチャル松坂との対戦で目が慣れて
しまっていた事がその理由なのだが、ヴァーチャル藪の球が手元に来るまで待ち
きれず、どうにも上半身が突っ込んでしまうのである。松坂の時にあった快音は
一つもなく、外野に飛ぶ当たりもなく、結局は空振りの山を作ってしまった。緩急を
つけられると打てない事を、身を以て再認識した。昔は打てたのになぁ…。
昔はアーム型のマッシーンから球がおもむろに放り出されるのが通常だったが、
時代は進むもので、今はヴァーチャル投手型のマッシーンが増えているようだ。
それにしてもヴァーチャル藪め……。さすがは一億円投手の球ですな(違。
2004/1/11 【用語】
簡単に格闘技用語の解説を。
・寝る…負け役。負けるシナリオ。
・片ヤオ…元々は相撲用語のはず。主に、相手は真剣、自分がわざと負ける意。
・○○破り…ブック破り、片ヤオ破り等。両者合意の八百長のはずが、片方だけが
真剣勝負を始める意。講道館の柔道の鬼が、その使い手として有名。
・猪木島…アントンさんが所有する島。マサ斉藤との巌流島デスマッチを前にして
そこで修行をしたらしい。現在は闘魂遺伝子の方が修行する聖地になっている。
思わず詩を作りたくなる場所。
・エリオ…負けず嫌いのジジイ。
・ガチ…元々は相撲用語。プロレス用語ではセメント。
・シュート…真剣勝負か否かの際どい樣。または、際どい技等。初代タイガーの
佐山が作った団体とは違う。
・ノーピープル…観客無しルールの意。RINGS時代の坂田を前田日明がボコった
裏映像などはノーピープル。
・組長…酒飲みの藤原さんの事。寝技を教えながら、相手の尻に指を突っ込み
瞬時におとなしくさせる必殺技を持つ。
2004/1/11 【年末興行のおさらい】
白い巨塔のリメイク版に対する賛否両論の数は凄まじいそうだ。原作には無い
部分や前作とも異なる脚本など、ツッコミ所と目される箇所は容易に想像できる。
未見の人がうっかり閲覽した時の事を考えるとオチのネタばらしなど出来ないで
あろうに、「白い巨塔」公式Websiteの掲示板を見てみれば、ネタバレ書き込みが
溢れていた。流石にこれは甚だ美しくない。
「これはこれで、なかなかどうして」と云うスタンスで私は見ているので、安直に
懐古した非難は感心できない。「おっ、いいね」だなんて部分も少なからず在るの
だから、目くじらを立てる事無く楽しむ方が、と。
大晦日のK-1興行が視聴率を稼いだらしい。聞いてみれば確かに殆どの人が
ボブ・サップと曙の試合を知っていたし、実際に見てもいたと云うのだから、その
数字は「さもあらん」であろう。
ただ、普段から格闘技やプロレスを見ない人では無く、どちらかと言えばあぁだ
こうだと試合に付いて小うるさく語るのが好きなのが私達のような輩である。
プロレスファンの端くれとしての見方を些か。
件の試合は、ひとえにサップが上手く見えてしまった。演技力の部分が、である。
曙がK-1と結んだ契約である「全3試合」の初陣の脚本は、曙に寝させると云う
代物だった。残り2試合の演出が見物だが、まずは曙に身体を作ってきてもらわ
ないと何も始まらないだろう。是非とも猪木を見習って欲しいものである。あの人は
いくつになっても試合用の肉体を作るのは上手い。
凄まじく面白くないのに数字だけは稼いだK-1とは異なり、PRIDEと猪木祭りは
非常に面白かったと言える。勿論プロレスヲタや格闘技ヲタにとってであり、これに
含まれない人達には全く面白く無かっただろうが。
まずベストバウト、即ち三大興行を通じて最も面白かった試合は、猪木祭りの
ジョシュ・ヴァーネット対セーム・シュルトであった。UFC大会以来となるカードだが、
そのUFCの抜き打ちドーピング検査で陽性となって追放されたジョシュにとっては、
PRIDEにもK-1のリングにも上がれない訳であり、新日本プロレス所属のレスラー
として立つ猪木のプロレス祭りに於いてでしか総合格闘家の実力を広く世間に
発信出来ないとは、何とも皮肉な話なのである。だが接頭語に「故に」と云う言葉
を用いるに相応しい程に、ジョシュ完勝の試合であった。手を抜いていたのか、
総合の勘が鈍っていたのかは定かではないが、現時点であれほどの技術の応酬
は他に捜しても日本では見いだせない。ジュシュはアニヲタだけどスゴイ奴だ。
他には、猪木が見つけてきたLYOTOが意外といける口だった。村上とフライの
寝具合も素晴らしかった。須藤元気は演技が下手なのであまり面白くなかった。
永田さんに於いてはパンチが当たっていないのにTKOと云う、恥さらしの極致を
見せて頂き有難ふ御座いました(円谷幸吉風)。
えらくノリノリなノブ高田に苛つきMAXだったが、格闘家で最もカッコイイ入場曲の
男である橋本が小川直也を従えて入場した時は、少しだけドキドキさせられた。
もちろんNOAHの田上級に口達者な橋本であるから、高田と一触即発の雰囲気
など作られようはずもない。黒の人になる前の蝶野が、試合後の橋本に対する
インタビューで大失笑していた事があったが、やはり何も成長していなかった。
小川の「○○の皆さん、目を覚まして下さい!」は確かに名台詞なのだが、やはり
強さが伴わないとダメだ。しょっぱい人が言ってしまうと言葉が浮いてしまう。
あ、吉田ガチ彦の復活をお待ちしておりますよ。猪木島にでも籠もって、竹槍で
秘密特訓してきて欲しいな。そしてノーピープルの巌流島でヒクソンとセメント。
デスマッチの相手は勿論エリオで。