2004/3/31 【蹴りたいお腹】
右のブラインドコーナーを迎え、速度を落としながら設置されたミラーを見ていた。
対向車として白の軽自動車が来る。「スピード出てんなぁ…」と思っていると、減速を
する事なく中央車線をオーバーランしてきた。
脳内麻薬が出る時、景色はスローモーションに見え、時間は緩やかに流れる。
対向車のフロントに張られた若葉マークを見つつ、「何やってんだよ」とその運転席
に目を遣ると、その慌て振りからもようやく私を確認した樣子が伺えた。「このまま
真っ直ぐ来たら正面衝突、角度を考えると私は死ぬかもな。ちょっと嫌だなあ(汗」と
冷静に考えていると、車は右ハンドルを切りそのままガードレールに正面衝突した。
ヤっちゃったよ…だの、運良く助かったか…だの、色々思いながらも駆け寄る私。
「大丈夫っスかね?」と聞くと「壊れちゃった……」との返事。運転席から降りてきた
女が会話を噛み合わせようとしないばかりか、自分の車の事で頭が一杯な事実に
イラッとしてしまい、「まぁ自爆っスからね…、以後気をつけて下さいよ…」と言い残し
そのまま立ち去った。お願いだから前を見て運転してくれ。
これだから若葉マークは――とは思わないのだが、もしかすると視界が異なるの
かもしれないなとは考えた。見えているのに視認はしていないと云うのは、そもそも
運転に適さない神経の持ち主である以上、教習所や免許試験場でそれをチェック
するシステムを導入して欲しいと思う。言うに易くな話であり、どの様な方法で実現
可能なのかは難しいのだが、事故を起こす人と起こさない人の間には”目から入る
情報に於ける処理可能な判断量の相違”が存在していると考えるが故に、切に。
2004/3/29 【煙草吸いの癖に味にうるさい】
痛い痛い格闘技ファンになっている自覚など無かったのだが、「いやぁ曙と武蔵は
面白かったよね」と振られ、「んー、あれはシナリオがちゃんと有る訳で……」云々と
言わずもがなの返しをしてしまう。「人が面白いって言ってんのに、冷めてるよ…」と
言われて初めて(あ、やっちった)と気付く辺りが私もまだまだである。戒めないとな
と殊勝な事も思うのだが、少し時間が経つと、そもそも私に振るなよなぁと責任転嫁
な考え方をする辺り、全く反省の色が無い。
何故か日本で行われるヤンキースvsデビルレイズだが、前哨戦として巨人と阪神
がそれぞれのチームと闘った。打ち込まれる安藤、炎上のウィリアムス、案の定な
投手陣壊滅の樣子である。お遊びはもう終わったんだから、気を引き締めて欲しい
所である。球界一の男前である小笠原や、元プリンスである新庄、天使の羽で来日
会見をしたエチェバリア達があれだけ頑張っても、日ハムは開幕ダッシュで駈けられ
なかったのである。4番打者を幾つ並べようとも、やはり野球はピッチャーありきだ。
常々思っている事なのだが、ラーメンとは本当に美味いのだろうか。
ラーメンのランキング等があり、○○で美味いラーメンが!、と云う情報が先走り
しているが、今まで食べたラーメンの味を思い返してみても「これは美味いっ」等と
云う物が一つも無かった事に気付いてしまった。誰かが「美味い」と言い始めた事を
真に受けた別の人が居て、またそれが一定数を超えると大衆票と云う物になる。
この繰り返しの歴史があり、その果てにラーメン文化なる物があるのではないか。
味の記憶を思い出して欲しい。「本当に美味いラーメンを食べた事があるか?」と。
私と同じくこの答えが否であると云う人は、自分が美味いラーメンに出会った事が
無いのではなく、そもそもラーメンと云う食い物はマズイのだ、と発想を転換させて
みてはどうだろうか。
実はこの大発見に少しばかりドキドキしている。焼きそばUFOを、「これって焼いて
無いやん、ゆでソバやん」と、ハッと気付いた時以来の高揚感だろうか。フフ。
2004/3/26 【尾崎世代の戯言】
尾崎豊のTRIBUTEアルバム”BLUE”なのだが、聽いて思う事は「女が尾崎豊を
歌ってんじゃねぇよ」だった。尾崎が死んだ時に「メジロマックイーンの引退の方が
よっぽど悲しいがな……」と尾崎ファンを逆撫でする様な事を言っていた私だが、
それは飽くまでも濃過ぎるファンを揶揄する物であって、何とも言えない喪失感は
私にも十分すぎる程に存在した。
橘いずみの名前は久しぶりに見た気がする。山口岩男と同時期に聽いていた
アーチストであり、彼女のオールナイトニッポンもよく聽いていた物だが、当時の
彼女のあだ名は”女尾崎”や”女浜省”と云う物だった。メッセージ性の在る歌詞と
骨太な声がそう云った呼ばれ方をした原因なのだろうが、「本人は決して嬉しくは
無いだろうねぇ」などと私達は勝手に心情を推し量っていた。
年月が経ち、TRIBUTEで尾崎の”路上のルール”を歌っている橘いずみ。歌声に
何の変わりもなく、好きだった頃のままである。久しぶりに聽いてみようかと思った。
橘いずみだけは尾崎を歌っても不快感の無い女じゃないかな。
NHKの大河ドラマ、”新撰組!”が叩かれている事は知っている。「面白くねぇな」
と私も思っている以上は十分その気持ちも分かるのだが、総数50話前後に及ぶ
大河ドラマにあってはまだ序章に過ぎない訳であり、評価を下すには早いと思って
何も言わないのだ。2時間映画の頭15分だけを見て席を立つ人間は居たとしても、
その時点での映画評を述べる馬鹿は居ない訳である。
”風光る”と云う新撰組を題材とした少女漫画があるらしいのだが、この作家が
大河ドラマ”新撰組!”の脚本家である三谷幸喜を叩いている。唯の叩きではなく
罵詈雑言に近い物であり、「プロフェッショナルなエンターテイナーのアタシの目から
見ると、大河の新撰組は絵が上手い同人漫画であり、プロのレベルじゃない」と。
これを読んだ三谷幸喜の発言が、朝日新聞の夕刊に載せられた。
>めまいがした。お前は素人だと言われたようなものである。僕も脚本家としては
>中堅、この歳で素人扱いされることもあまりないので、ここは先輩のエールとして
>ありがたく受け取っておこうと、大人の判断が出来るまでに二時間掛かった。
私としては、プロフェッショナルなエンターテイナーの漫画、しかも件の新撰組を
題材としている”風光る”とやらを読んでから何をか云わんや、と思っていた次第だ。
そして本日遂に一巻を読んでみたのだが――。
端的な感想としては「酷い、酷すぎる」であった。新撰組の隊員は男色家であり、
オリジナルの主人公は男装した女性と云う設定。大河新撰組に対して時代考証や
史実との相違を指摘するのだから如何ほどの物か、と思っていた期待は裏切られ、
唯々「ヤオイ好きの頭にキが付く漫画家が描いた便所の落書き」と感じた。
彼女が用いた言葉と趣旨をそっくりそのまま返すとこんな書評になる。本人が
辛口大河評として罵詈雑言の限りを尽くした以上、同種の批判を己が作品について
受ける責が生じるだろう。全てを甘んじて受けるのが大人のケツの拭き方だ。
そも、私は新撰組と云う物が嫌いである。例外的に好意の感情があるのは永倉
新八と藤堂平助だけであり、試衛館の連中には嫌悪感しか無い。武州多摩に百姓
として生まれた人間が、鍬や鎌を振り回せば良いのに刀を持ち、無知蒙昧なままに
時勢の一切を知ろうとせず、維新志士を殺し続けた人殺し集団である。まさに馬鹿
に刃物を持たせた良い見本だと思っている。
渡辺某は「長州藩はアルカイダ」との放言をしていたが、私の歴史の読み方では
新撰組こそがアルカイダに近いのである。「お上は偉い」と云う規範しか無かった
武州の百姓共に比べれば、アルカイダには百倍も考えさせられる物がある以上、
最初から同列に論じるに値しないがね。
2004/3/25 【馬氏の五常、中庸最も良し】
日本が、明治政府の時に自国の領土として国際的に確定させたのが、今回の
尖閣諸島なのである。中国も台湾も領土を主張していると報道通信や朝日新聞は
報道しているが、勿論客観性に基づいた訳ではなく、強いて言えば亡者の妄言を
わざゝ探し出してきて書き連ねているに過ぎない。
中国は1912年に建国された国であり、アメリカより若い国家である事は忘れては
ならない。モンゴル民族のチンギスや元のフビライ、女真族のホンタイジ、彼らは
全て支那の歴史に刻まれる統治者であるが、どこを探しても漢民族たる漢名が有る
訳はなく、異民族であった事が真実である。
幾度となく異民族に拠って統治されてきたと云う自国の歴史の断絶性を忘れた
挙げ句に言う事が、中国四千年の歴史が……なのは笑う場所なのである。そして
現在の漢民族は混血化が進み、純然たるそれが中国と云う国家を統治している
訳ではない上に、日本が尖閣諸島の領土を確定させた頃、支那は女真族による
清の時代だった。「尖閣諸島は我が国の領土だ」とは当時建国すらしていなかった
今の漢民族国家に言える資格など無い。勿論これは台湾にも当て嵌り、国民党に
よって出来た中華民国である以上、尖閣諸島の領土を主張できる訳がないのだ。
日教組が未だに頑張っているのは近畿や広島だけでは無かったらしい→■。
「こう云う事があれば、そりゃ親御さんは私立に行かせるよなぁ」などと無関係な
心配をしてしまうのだが、それはさておき。
公務員には権利の制約が有る訳で、個人的思想に基づく判断を文部科学省の
それよりも上位に置いてはならない事が判例として存在する。即ち、TPOを弁えず
言論の自由と云う権利を発動させてはならないのである。国民の権利が二十歳
以上の納税者にのみ存在する以上、”歌わない自由”などと云う自由権は生徒に
最初から存在しない。だが、彼らよりも長く飯を食っている公務員が物を知らないの
では、彼らが受け持った子供が教職に就いた際に歴史は繰り返すだろうて。
中国に”言論の自由”が無い事は有名であり、反中国共産党の物はどんな物でも
検閲の対象となる。唯一の例外が”反日本”の物であり、反日本と云うイデオロギー
を黙認する事で国民の愛国心を高める政策を取っている。支那に住む奴らのように
自由権に大幅な制約のあるのは嫌だが、アメリカのように個人の自由を盲目的に
認めるのも馬鹿馬鹿しい。万事、四書五経で云う所の中庸が良い。
ニュースで国旗が踏みつけられたり焼かれたりと云う画像が出ていたが、これを
見て憤慨せぬまでも、苛つけない人は病んでいるのではないだろうか。既に思想が
骨抜きにされているか否かを見る新手の踏み絵なのかもね。
2004/3/22 【等身大のアナタがいいの★ミ】
とある新聞社のコラムで、”何となくナショナリズム”と云う言葉を文章に用いて
今日の日本社会を嘲笑していた。「自分を一角の人物と思いたいが為に、自分より
弱い存在をけなし強さを気取る。そこから露骨な差別主義、強い日本に憧れる心理
が生じる」――らしい。
大前提として、存在に強いも弱いも無いのである。存在を”人間”や”地位”と云う
言葉に置き換えても差し支えは無いのだろうが、相対化なり数の論理なりでしか
生まれない概念である”強弱”を以て論を構築する事が歪である。弱者と云う物を
仮定した上で出てくる言葉が「けなす」なのだとしたら、前述の文章を書いた人間に
内在する美意識こそが差別主義者のそれであろう。
強い日本に憧れる心理云々と書かれているが、社会が活気に満ちあふれる事や
その集権機構である国家が強くある事が宜しくないとは、どんな政治形態を夢見て
いるのだろうか。今に至る青史に数多の政治形態は存在したが、国が力を持つ事
を否定する物など一つとして無かっただろう。これには日本に社会主義の亜種育成
を目論んだ中国共産党もビックリではないだろうか。
三十代から五十代の人間に散見するのだが、等身大の自分がどうのこうのと云う
薄ら甘い思想を持つ人間がいる。Mr.Childrenの歌詞を読んで共感しているような、
言わば”群体主義”とでも云うべき思想であるが、きゃつらの賤たる部分とは即ち
「連帯から抜け出そうとする同種は許さないが、内心その向こうを憧れて止まない」
と云う事実である。前段で云う社会主義の亜種が体内を巣くっているのだろうが、
更生などとても出来た物ではない屍に過ぎぬ上は、君子危うきに近寄らずである。
私見だが、「弱者死すべし」と云う論を構築するにあたって人をけなしたり貶めたり
しない物に関しては、その裏に博愛精神が見え隠れするものである。冒頭の様な
人間にはとうてい受け入れられない考察だとは思うが。
2004/3/21 【先年から言っているが、パリーグの優勝はハム本命】
いかりや長介が亡くなった。8時だよ!全員集合を見ていた私達には感慨深くなる
ニュースなのだが、ふと考えてみれば、10代の子から老人まで志村けんといかりや
長介と云ったドリフターズメンバーを知っていると云う、この幅広さの事実に驚く。
こんな事はお笑い第三世代以降の芸人では実現不可能なのかもしれない。
TVに出てきただけで落ち着き、また笑う体勢が出来てしまう芸人は確かにいる。
私の場合は大木こだま・ひびきと、中田カウス・ボタンがそれにあたるが、これは
長年笑わせられていると云う歴史があってこその状態なのだろう。そして全国区で
そう云った人を考えた場合は、ドリフターズ以外には居ないのかもしれない。まさに
お化け芸人だ。
いかりや長介の死因はガンだったと云うニュースを聞き、先日最終回を放送した
白い巨塔が、以前の二作品や原作を遙かに凌駕したセリフを一つだけ思い出す。
財前と里見が会話をするシーンでの、財前の「無念だ」である。この一言を脚本に
入れた事を以て、ただのリメイクではなかったと論じるに値する。
全ての物事には最低二つの真実が存在する。これを以て、平成版をこき下ろして
いるようでいて非常に面白かった、と云う私の胸の内を吐露する物である。何や
かやと言いながらも久方ぶりに全話見たドラマであったし、放送が毎週楽しみな
ドラマだった事も付け加えておく。
不倫と浮気の境界は人によって異なる。婚姻後の物を不倫、付き合っている段階
での物を浮気、私は言葉の意味をこう分けているが、線引き自体は難しいと思う。
大人の関係があれば要件を満たすのは当然としても、気持ちが揺らいだだけで
要件を満たすと言われると「それは厳しくないか?」と思う訳である。各個人の倫理
感に準拠する考え方である以上、「何を以て不貞行為か」は、近しい人同士または
当事者である男女間でのみ共通していれば良いのだろう。
少し視点を変える。
こう云った不貞行為があった場合の対処が、人の共通しえない部分になってくる。
「仮に浮気や不倫をしてもまた私の元に返ってくるならば問題なし」と云う意見には
とても賛同できないが、少なからずこの層が居る。はたまた「女の不貞行為は穢れ
を意味するのでダメだが、男のそれは穢れを意味しないので不問だ」との男側から
しか生じないであろう男根主義は、当然女には理解出来る道理がない。たった一度
程度は許す――恐らくはこれが多数を占めるのだろう。
ひねた気位を抱く私は絶対に自分がしないと言い切れるし、相手が及んだ場合は
何の理由があろうと訣別する。人を許さなければ自分も許してもらえない、と云う
言葉があったが、誰かに許される事などを望まない私は、「人を許す」と云う甘さを
憎む事にした。ヘラヘラと笑いながら己が心を誤魔化す人間には決してならない。
ドリフターズが幅広く受け入れられた理由をもう一つ。
タイプしながら思い出したのだが、彼らの芸は、誰かを腐(くさ)したり嘲笑したり
と云った臭みを含有しない物だった。「笑わせる」と「笑われる」の差が曖昧では
あったが、「笑わせる」だけを高じようとして臭気を放ち続けるナインティナインなど
では、とうてい到達しえない境地に辿り着いた人達だったと思う。
私は人を笑わせる時に誰かを傷つけた事は一度も無い。論を吐く際に口舌の刃を
用いる事は嬉々とするのだが、笑いに於いてのそれは許せない物である。故に
彼らは尊敬の対象たり得るのだ。
2004/3/18 【言うな?仰る通りだ】
カムとシャフトが噛み合うとでも云うか、感じる事がピタリと一致するでも云うか。
そう云った物をフィーリング云々と呼ぶが、これが全く合わない人と行動をするのは
精神的に宜しくない物だが、共に行動をしなくても「行動が分からない」と云うだけで
苛つきが誘発されるのは精神的な物なのか、それともカルシウムが足りない為なの
だろうか。
身近な話で言えば、道路上を走る機械の運転である。出したウィンカー通りに
曲がらなかったり逆方向に曲がるといった「ウィンカー三味線」をされるのはまだ
良いとして、おかしなブレーキタイミングだけはどうにかして欲しい所である。赤信号
の時であってもエンブレを使ってブレーキランプをギリギリまで点灯させない事をして
”普通”だと思っているのだが、平坦な見通しの良い道でも謎のランプ点灯をする人
とは全く噛み合わない。「死ねって」と毒づきながら車間距離を空けるばかりだ。
この「死ね」と云うツッコミだが、甚だ評判が悪い。使い始めたのは高校の頃だが
大学に入ってからも気にせずに使っていた。あまり感情を顔に出さなくなってから
だろうか、無表情で「死ねよ」と言った時にリアクションが無い事にふと気付いた。
(ふむ?)と逡巡しても致し方なく実際の所を聞いてみれば、ドキッとするのだとか。
フィ、、、フィーリングが合わない(汗。
井上版の白い巨塔が終わった。一切原作を忠実にしなかった彼女の脚本だが、
アウシュビッツの伏線が謎のままだったのは宜しくない。他にも突っ込むべき場所が
多々あるのだが、せめて財前に「かあさん…」と言わせないと孝行息子だった意味
付けが希薄になるじゃないか、とだけは突っ込みたく。原作も演技も良かったのに、
脚本の練り込み不足で惜しい作品になった感は否めない。
更に放言を続けるならば、弁護士が東の娘に…って演出は、彼女の結婚話の
原作部分を総削りした以上は全く必要が無い訳だし、原告親子の馬鹿っぷりには
苛つきしか感じられなかった訳であり、財前の改悛を一切描かないのであれば
反定立たる里見が生きてこない訳である。もうちょっと何とかならなかったのかな。
ルー=ガルー等の小説で描かれた近未来教育の具現化である→■。
外気に触れるから未知の細菌に感染する可能性が生まれる訳で、可能な限り
無菌状態に近い部屋、つまりは人との一時的接触を避けた状態で成長する事が
生体としては望ましいと云う事になる。もちろん飲食物もその限りではない。
だが、こう云ったサイバーな教育プログラムが組まれる事で問題となるのは、
人と人とのコミュニケートを逆に促進する過程を作らなくてはない、と云う事になる。
上で云うルー=ガルーでは「登校日」を用意することで一時的接触を促進する様な
記述が有ったのだが、実際にこのニュースで云うネット高校が珍しくない物となり、
卒業生がその後社会に出た際にどうなるのだろうか。
田中真紀子の娘の情報を週刊誌が報じる事は、プライバシーの侵害に相当すると
裁判所が一つの判断を下した様である。このニュースで問題となるのは、「自由権」
と云う私権が公権を凌駕する引き金になるのでは、と云う危惧である。無人島で
一人で生まれそして死ぬので無い限り、国家の下に社会があり公権が存在する。
私権は飽くまでも公権の下に存在するもので、社会的制約を踏まえた上で行使
されなければいけないのが私権である。大前提として公人の娘は私人ではあるが、
その私権が多少なりとも制約されるのは当然の事である。
上のネット高校であるが、こう云った人との接触が希薄な過程を経た人間が抱く
権利の解釈とは、社会的制約を踏まえた上で行使されなければならない――と云う
大原則を欠落させる事に他ならないだろう。今の学校システムを卒業してきた人間
ですら盲目的な私権の行使を目論むばかりだと云うのに、更に悪化させてどうする
つもりだろうか。あの馬鹿国家であるアメリカですら訴訟社会からの揺り戻し機運
を見せているのに、日本の馬鹿達は諸手を挙げて推進している辺りが何とも……。
2004/3/17 【17日終了時点でのペナント予想順位】
一位:ヤクルト バランスの良さはセリーグ一位。藤井や石川が良い。
二位:中日 落合の事はさておき、川上が復帰すれば戦力ダウン全く無し。
三位:横浜 古木が本格化しそうな予感大。大魔神は要らないだろうけど。
四位:巨人 打線の繋がりはともかくも先発が居ない。二番手に工藤?
五位:阪神 同じく先発不在。井川の次が出てこない上に、伊良部が手抜き中。
六位:広島 今日迄五位予想だった。選手が若くない事は伸び代が無い事の意。
開幕の予想オーダーもついでに。
1今岡(二) →契約実行の場合:鳥谷(遊)
2赤星(中)
3キンケード(一)
4金本(左)
5濱中(右)
6片岡(三) →アリアス復帰成功:アリアス(三)
7矢野(捕)
8藤本(遊) →今岡復帰失敗時:藤本(二)
鳥谷と藤本のショート争い辺りを気にするくせに、投手の調整遅れを口に出さない
辺りが、阪神ファンは馬鹿だと言われる所以なのだろう。福原がいくら好投しても
ヒゲ柳や久保田や伊良部が元に戻らない限り、先発のコマ不足は否めない。
この時期の投手に必要な物とは、フォームの安定とストレートの速さ、スタミナの
補強が上手くいったか、である。制球力云々はまだ先の話で良く、失点などは気に
しなくても良いのだが、何故か阪神ファンはオープン戦の成績を気にしている。
十数年間も続いた暗黒時代、オープン戦での成績が悪かった年があったか?と
聞かれれば、それは数える程しか無いと云うのが答えであり、オープン戦で毎年の
様に強い阪神を見て安心しているのが滑稽と言えば滑稽なのである。先発投手が
誰も使い物にならなくて4月は連敗続きと予想されるのだが。
上の予想オーダーは昨年を元にした物である。正直な所、今岡のようにバントが
出来ない選手がいると一番打者と二番打者の相性が悪くなるので、星野の様な
首をかしげる采配をする事無く、岡田にはAクラス入りを目指して頑張って欲しく。
2004/3/16 【職業:物書き、泣き女】
朝日新聞の朝刊で一番面白いページは声の欄なのだが、まさか夕刊で柳美里の
小説が連載しているとは知らなかった。反日精神旺盛な物書きに依頼する朝日、
と云う構図は当たり前過ぎて苦笑いなのだが、こいつが連載していた「8月のはて」
が打ち切られたと云う話である。
何が書かれていたのかは知らないし、いつもの捏造たっぷりの物であっても気に
ならないのだが、奴の公式サイトにある日記を読んで哄笑してしまった。曰く、「私は
かなり壊れています」、「泣いています」と。
この手の人間は多々居るが、ババアになればなる程に増えるのはおぞましい。
くれた泣き言を耳にした大人の男が「俺が守ってやる」等と眠たい事を言うのは、
相手が若い女の時だけなのである。
若い頃はと言うと、勢いに任せて「お前を守ってやるぜ」と頼まれてもいないのに
胸を叩く事も多いものだが、わざわざ口に出して「泣いています」や「つらいです」と
言う女に限って相手を選んで言っている訳ではない。彼女たちにとっては相手など
誰でも良いのであるから、その辺りを勘違いしたまま年を取ると危険である。
笑い飯を絶賛する人も多いがツマラナイと云う人も多い。Wボケ自体は目新しい物
ではないのだが、選んだ題材の認知度が低い時に、本来はツッコミ役がするべき
「客席にボケの意味を理解させる仕事」に従事する人間が居ない事を意味する。
故にネタ次第でフェアウェイど真ん中にもなるし、又同時にOBにもなる訳である。
そしれこれは、ハマればB&Bの様なナタの切れ味を伴うが、外した時の引き笑いが
一切誘発しない事を意味する。
笑い飯ファンの中には「ツマラナイじゃなくて分からないんだろ?ん?」と見下した
視点の人も居るのだが、それは全ての笑い、ひいては全ての事象に言える事で
あって、私にしてもNHKの”お笑いオンエアバトル”での採点は一向に分からない。
こう云った物は致し方ないのである。
2004/3/15 【魔空空間に引きずり込めっ!】
高橋尚子が言おうとしている事とは違うのかもしれないが、選考されなかった事を
受けてのインタビューの一節に「補欠に選ばれなくて良かった」と云う物があった。
金メダリストの矜持とでも言おうか、痛快な自負とでも言おうか。素敵だなと思った。
BATESやYELLOW CORnと云ったメーカーのバイクウェアは、街着としても十分に
実用性に富む、と私は思い込んでいる。肩パットや肘パットを入れた時は流石に
イカツクもなるが、そうでない時は見た人がライダーで無い限り分からない物だ。
日曜日にとある場所で茶を飲んでいたところ、近くの席に女の子と座っていた
男の子が私に話しかけてきた。「バイク何乗ってるんスか?」などと開口一番で
切り出す辺り、この子はバイク乗りで私が着ているウェアを見たんだなと考えて、
数分間彼とくだらない事を話し続けていた。それとなく二人を観察してみると彼らは
恋人と云う訳ではなく、ただの友人同士だった樣で、(あまり長話をしていたら
女の子に悪いよな)と適当に話を切り上げた。
バイク乗り同士は初見でも仲間意識を持てるのが不思議である。良い事だよな、
などと、その時は少しばかり心も晴れやかだったのだが。
さてその数分後、”いかにも”な奴が現れた。イナヅマの様な剃り込み、何故か
腰には金属がジャラジャラ、指にはシルバーリングがたっぷり。服装はボーダー系で
固めているが、見た感じどう考えても「DQNだ」としか見えない感じで、危ないから
近くに来んなよと思いつつ視界に入れていた。すると、「ようっ!」と先程の二人に
声を掛け、そのまま席に着くではないか。
以下、彼らの会話を適当にピックアップ。
女「久しぶり」
DQN「おう。いやー煙草がうまいな」
ライダー「いつ出てきたんだっけ?」
DQN「今月の頭」
女「鑑別?」
DQN「おう」
既にお腹一杯なのだが、更に彼らの話は続く。
女「ちょっと聞いてよ。こないだAちゃんと遊んでたらさ、ヤクザに囲まれて」
DQN「何時ごろ?」
女「夜の3時頃だったかな」
ライダー「何人くらいに?」
女「6人くらい」
DQN「で、どうしたの」
女「そのヤクザが、強姦(まわ)されるか金出すか、好きな方選べって言うわけ」
ライダー「すげーな」
女「でさー、Aちゃんが金出すって言うから、出してもらったんだ」
DQN「いくら?」
女「一人20万円で40万円だったかな」
も、、、もうこの時点で店を出て行く気が満々なのだが、会話は更に続く。
女「ところでさぁ、何で鑑別入ってたわけ?」
DQN「クスリ」
……さ、流石にこの辺りで私は退散した。十数年前は持っていたはずのDQN抗体
は既に死滅していたようで、こりゃあんま近くに居るとまずいな、と過度に心配をば。
いやほんと、異空間に迷い込んだかのような会話内容だったよ。
2004/3/14 【新型ワーゲン乗りをやけに見かけるな】
「今日は家に帰りたくない気分……」などと零(こぼ)していたのは、身持ちの悪い
OLではなく夫婦仲が非常に悪い先輩だった。当時非常に窮屈な人と付き合って
いた私は、ケータイの電源を小躍りしながら勢いよく切って「お供しまっす!」と
パチンコ店に駆け込んだものである。主戦場は渋谷のESPACE3号店だったか。
今はパチンコと絶縁状態の距離を保ち続けているのだが、「モンスターハウスの
大当たり出目って何だったっけ?」と唐突に頭をよぎりしばらく考え込んでしまった。
ネットで検索すれば直ぐなのは分かるのだが、数年前の事くらいは記憶を信頼して
やろうか、と約10分をかけてようやく思い出す。ミイラ、ドラキュラ、魔女で”ミドマ”
――思い出した所で何の得も無いやな(汗。
長嶋茂雄が卒中で倒れたが、読売グループ以外のマスコミまでもがこぞって彼の
病状を報道し続けている。ヨーグルトを食った事なんてのを知りたい奴はいない。
そして、前天皇ヒロヒトが倒れた時と見まごうばかりの報道姿勢が気に入らない。
そもゝ気に入らないのは長嶋茂雄と云う人間である。二岡を銭岡と呼び、広島との
蜜月の全てを反故にした事を叩く人が居るが、はるか昔に遡れば長嶋茂雄も南海
ホークスに対し、二岡と全く同じ方法で以て後ろ足で砂を掛けたのである。二岡が
最初ではなく、長嶋茂雄が銭ゲバと最初に叩かれるべきだった。
だが長嶋茂雄はヒーローになった。簡単に取れるゴロでもわざと一瞬遅らせて
スタートすることでファインプレイに見せる、通称”長嶋プレイ”もヒーローの一つの
要素ではあったのかもしれないが、一番の要因は球界トップ選手の中では珍しい
純日本人のスターだったこと、これに尽きる。長嶋に対する読売グループのガード
の堅さが時代が変遷しても揺らがない所に、若干の歪さを感じて欲しい所だ。
金と作為にまみれたヒーローを神格化し続けるのは勘弁してくれ。
バーレーンと云う国に日本が負けたらしい。よく見ていないのだが、戦犯を捜せば
アンフェアに過ぎた中国人審判だったらしい。「らしい」と云う言葉はあまり使わない
様にしているのだが、よく知らない球蹴りは余程の事が無いと熱中出来ず、歓声が
ワーっと挙がった時にだけ画面を見ている。面白さが分からないんだよな(汗。
苦手なサッカーの情報で一つだけこぼれ話。
ユーベのデルピエロが来日した時、日本の報道陣は彼を空港で取り囲んでいた。
ところが彼は一人の日本人が遠くを歩いているのを目にして勢いよく駆け寄った。
「カトー!、カトーだろ?サインしてくれよ!」
その場の報道陣の誰もが(あの日本人は誰だ??)と言い合う中で、デルピエロに
サインを迫られていた人とは、その年のWGP250ccで連勝街道を驀進していて
新記録のシーズン11勝を打ち立てた加藤大治郎だったと云う話。
(出典は先週か先々週の産経新聞)
K-1は本当にどうでもよくなったなぁ。猪木の弟子であるLYOTOの決め技が
ギロチンチョークってのがニヤリって位だろうか。スティーブウィリアムスもハンセンと
組んでいた頃の輝きが無いし、メインの試合はハッスル−ONE以下だし、もう何も
言葉がありませんな。60分ドローでいいから猪木藤波でもやればいいのに。
2004/3/12 【泣こうと思って見た大治郎映像で案の定】
24は現在3rdシーズンの途中だった模様。しくりしくり。しかし24話の3シーズン分が
確定と云う事は別段減った気がしない訳であり、コンプリートの難しさに大差無し。
見終わるまでに何日かかるんだか……。
ジプリ作品の中でかなり好きなのが”耳をすませば”である。「こんな青春いいな」
などと羨ましく思うだなんて事は一切無く、甘酸っぱくていいねぇと紫煙を揺らす。
とは言え余裕な態度で構えられる様な青春でも無かった訳である。「俺がお前の
気持ちを伝えておいてあげた」、と好きではない女に対し勝手に告白し玉砕したと
いう事実を数日後に知ってみたり。学年一の不細工軍団の女が「○○君(=私)に
告白された事がある」との嘘情報を見知らぬ所で流していたり。これらは悲惨と
言えば悲惨だが、ふとした時に思い出しても笑える話なので問題ない。
数日前の話だが、とある友人が「前の女の事が忘れられない」と引きずっていて、
喉の辺りまで(うぉ、気持ちわりぃよ)と云う声が出かかった。彼にしてみれば初めて
本気で惚れた人だったようで、果ては結婚云々まで考えていた相手だったらしい。
しかし、やはり気持ち悪いのである。
過去を引きずるのは自己愛の為せる業と結論が出ているのだが、直球で物を
言えば恐らく傷つけてしまうのだろうし、結局は「まぁまぁ、、、」と慰めるような形で
物事は落ち着く。他の誰を見ても、「あの人には及ばない女だ」などと一人心地な、
死んでしまえばいい程の気持ち悪い人間は私だけで十分なのだ。
プチうんちく、プチトリビアとして昨日話していたのだが、あまり知られていなかった
樣子なのでここで披露してみる。「めぞん一刻や犬夜叉の作者である高橋留美子、
彼女の師匠は楳図かずおと小池一夫である」と。
うぎゃぁぁぁと云う顔を漂流教室や14歳で描いた楳図と、傷追い人やフリーマンの
原作者である小池一夫。どこをどうやって高橋留美子に影響を及ぼしているのかが
さっぱり掴めない所が面白い。
2004/3/11 【ゼッケン74】
今時の女子高生には敬語も知らない奴がいるのか、と或る会場で憤っていたが、
タメ口を使われている歳の頃なら40過ぎのオヤジはにやにやと満更でも無い樣子。
なんだかもう馬鹿ばっかだ。礼儀知らずには牙を突き立てろと。
今夜のNHK特集、”天才ライダーの肖像・加藤大治郎”と云う番組名を見て、あぁ
もう一年になるのかと感慨深くなった。以前BS1で放送し、今日の深夜が地上波で
初になるのだが、深夜25:50〜と云う番組編成は如何な物だろうか。リアルタイムで
見られる人間なんて限られるだろうて。
ロッシが新型YZR-M1、”ビッグバン”でも遂に本領発揮のようだ→■。その他の
ワークスは別の場所で合同テストを行っており、単にタイムだけを見て今年のGP
シーンを占う事は出来ないが、「流石だな」とロッシには溜息が出る。もしかすると
十数年ぶりに表彰台の真ン中を席巻するのはYAMAHAワークス――と云う事が
十分に予想できてしまうではないか。くううう、レイニー以来じゃないかっ。
シュワンツ並の速さとレイニー級のクレバーさを併せ持ったロッシ。死者の齢を
数えるようなナンセンスな真似事とは重々承知だが、このイタリア産の天才に肉薄
出来たのは大治郎だけだったんだよな、と久々に思いを馳せてみた。今年も熱い
サーキットが始まる。
24(Twenty Four)と云う米国産ドラマが面白いらしい。日本でも4月からTV放送が
始まるらしいのだが週一で見るのはかったるかろうと。大好きだったツインピークス
みたいな感じかなぁと検索をしてみれば、何と現在は4thシーズンなのだとか。
ちょ、、、ちょっとばかり、最後まで付き合うには多大なる勇気が必要だな(汗。
2004/3/10 【某店の牛丼を有り難がるのは味覚音痴だと思いますがね】
酒鬼薔薇聖斗が仮退院した。その本名や顔写真がネット上に流れている事を
問題視した国家権力やマスコミが様々な理屈を講じているが、一般市民が恐怖を
覚えている事実には対抗し得ないだろう。第一、主体が甚だ筋違いである。
どんな対抗手段が考えられるのか、そしてなぜ筋違いなのか。
まず、感情的な問題を取り扱い、不法行為責任を追求するのが民事訴訟である。
民法709条の不法行為の要件と効果、同710条の非財産的損害の賠償、そして同
723条の名誉毀損における特則、この3つの内のどれかを根拠として訴訟される
可能性があるが、あくまでも酒鬼薔薇若しくは代理人(弁護士等)のみが原告たり
得るのであって法務省やマスコミには物を言う権利は一切無い。
次に、違法性を問う刑事訴訟の場合はどうか。刑法230条の名誉毀損、同条の二
事実の証明、そして同231条の侮辱罪、これらが訴訟理由として考えられるが、
見るべきは同法232条であろう。
◇刑法232条
この章の罪は、告訴が無ければ公訴を提起できない(この章=名誉に対する罪)
つまり民法では勿論のこと、刑法でも親告罪であり、某マスコミ(まぁ朝日だが)が
論じているような被害者擁護の論点が筋違いだと云う根拠である。加害者家族が
仮に弱者であったとしても、加害者本人である酒鬼薔薇に対して過度なシンパシー
を抱く人間には反吐が出る。蹂躙されても致し方なきプライバシーは存在するのだ。
同時に、過去を償い生きる事とは権力に保護して貰う事ではなく、人肉を食った
佐川の様に闘う事であって然るべきだ。
人に何かを頼まれた時、「ヤダよ、面倒くせぇ……」と口に出す事が増えてきた。
面倒だと云う感情をおくびにも出さず生きる事も十分可能だが、面倒な物は面倒
だしな、と素直に感情を吐露し始めたことが、げに評判の宜しくなき事甚だしく(笑。
他にも、何気なく「ちょっとちょっと、アレ見てみ」と言われた事がイライラしてしまい
(うるせぇ、何で見なアカンねん)等と腹で毒づくなど末期症状が出てくる始末だ。
うーむ、不健康だ。久しぶりに牛肉でも食うか。
2004/3/9 【実は、未だにXが好きですよ】
私達はHalloweenのカテゴリをジャーマンメタルと分けたものだが、今はメロスピと
言うらしい。メロディックスピードメタルなどと云う呼び方は一度もした事は無いが、
それなりに便利な言葉だなと思う。Keeper of the Seven Keysは彼らの名盤であり
昔UOでKSKと云うWarギルドを見た時は「センス良いな」と密かに思ったものだ。
さて、Sonata Arcticaである。かなり活発に活動しているメロスピバンドなのだが、
いまいち気にくわないでいる。イングウェイっぽいとでも言おうか、ギターが前面に
出ているのは良いとしてもドラムやヴォーカルの音が足りていない。ファンは、やれ
疾走感だメロディラインだと褒めているが、それだけを求めるのであればXではなく
X-Japanのアルバムを聴けば十分に満たされるではないか。
Sonata Arcticaは好きなバンドの部類なのに何だこの違和感は……と思い続けて
いた理由が最近ようやく分かった。Soilworkを何度か繰り返して聴いて気付いた事
とは、Sonata Arcticaのアルバムは通して聴くにはツライのである。邦楽アルバムの
多くを聴く時のように、シングル聽きとでも言おうか、いわば一曲一曲を抜き出して
いかなければ飽きてしまう。アルバムとは全曲を通して聽いて味わう物であって、
シングルのそれとは違うはずなのだが、それをさせない辺りがまだまだこれからの
バンドと云う事なのだろう。
今後が危ぶまれていたANGRAだが、Vocalがアンドレからエドゥに替わっても
良い音を出してくれていた。サンパウロでのライヴ盤アルバムを聽いたのだが、
エドゥ版の過去の曲(Nothing to SayやCarry on等)も悪くない物になっていた。
アンドレと比べた時の声の軽さは気になるが、5月発売の新譜に期待と云う感じ。
日本の頂上騎手で在り続ける武豊だが、彼の3月8日の日記にこんな物が→■。
>「最後なので是非に」と確かにそう言われてお受けしたのですから。
恐らくは、既にハルウララ号が負ける事での利権が多大に発生しているのだろう。
調教師もオーナーも、武に一着ではなく二位以下での着順しか望んでいない事が
アリアリと伺え、そりゃ流石に武に失礼だろうと思う次第である。牧ちゃんにでも
依頼すればいいのにね。
Appleの開発陣が作ったiTunesと云う音楽再生ソフトをインストールしてみたが、
どこまでもモッサリとしていてキビキビ動かない事と、「そもそもiPoD持ってねぇよ」と
云う事実に思い当たり、さっくりとアンインストールである。
一時期はkbMediaplayerに浮気した事もあったのだが、やはり回り回って戻ってくる
ソフトはWinampである。軽さとプラグインの豊富さで2.91を使う事も多いのだが、
最新版の5.02にAdapt-Xプラグインと云う組み合わせの音が気に入っている。CDを
数連装出来るプレーヤーも接続しているが、いちいち取り替えるのが面倒な以上、
時間の許す限りエンコード作業を行いmp3として聽く方が楽で良い。
こんな作業をしているとメモリの増設や外部ストレージ(平たく云えばファイル鯖)
が欲しくなるのだが、私のマザーが許すのはPC133までである以上はメモリを今
買い足すのも将来的に勿体なく思われ、更にmp3の為だけにファイル鯖を組むので
あればHDD増設だけで良いなと結論が出る。こうしてマシンの新調時期を誤ると。
障害者基本法に手を入れるらしいのだが、これよりも先に改正すべきと思うのは、
母体保護法(旧優生保護法)の人工妊娠中絶に関する条項である。
◇母体保護法 第十四条
都道府県の区域を単位として設立された社団法人たる医師会の指定する医師は
次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠
中絶を行うことができる。
一 妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく
害するおそれのあるもの
二 暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫
されて妊娠したもの
ここに追記すべき条規とは、羊水検査の義務と、それによって重度障害や疾病が
確認された時には人工中絶を可能とする物である。実際、既にヨーロッパでは羊水
検査が広く行われており、それを理由とした中絶を法律で認めている。
不治の疾病や重度の障害が可能性として高い場合、中絶を可能とすべきなのだ。
その上での社会福祉であり、現在の日本のように運不運に任せた先天的障害者を
法律で認め、一方では今回の改正案のように「不当な差別の禁止」と言われても
どこか歪な物として目に映ってしまう。一例で言えば、ダウン症の子を持つ親が
自分達の死後の生活を危ぶんで一家心中、と云う話は決して他人事ではない。
先日大谷産婦人科の医師が着床前診断を行っていた事で問題となっていたが、
男女の生み分けが許されない物だとして、先天的な疾病や障害を確認できた時も
子供を産み育てなければならない――そんな状態でこの先も障害者保護を叫ぶと
云うのだろうか。胡乱な流れだよ。
2004/3/5 【ANGRAの”Nova Era”は色褪せないね】
担当検事が当時の心情を語っている→■。
だからと言って児玉有平君は生き返らない、初動捜査の不備だ、自白の信用性、
等々の文字列を並べる事は筋が違う。いまさらヤメ検が何言ってんだ、なんてのは
筋違いの極致であろう。今は少しだけマシになった少年法だが、当時のそれでは
警察や検察が十分には動けなかったのである。
立法は国会であり、司法や内閣ではない。法律を定めるのは国会議員に於いて
他ならないわけであり、それを元に運用する司法(に携わる人達)を安直に叩いて
どうなるものでもない。古びた条文であるが故に抜け道も多々あるが、それを改善
するも悪用するも国民の選択可能範囲である。選挙には必ず行きましょう、と。
日本音楽著作権協会(JASRAC)が無断で曲を使用していたダンス教室に対して
起こした訴訟の判決が下された→■。上の場合とは異なり、条文の悪用をしている
側とは、言わずもがなだがJASRACである。
簡単に言えば、彼らは他人の著作権を”委託管理”する団体である。著作権法に
反する人達に対し、著作権者に代わって警告を行ったり、はたまた使用料の回収を
代行したりする。問題は、どこからでも回収している、と云うことである。保育園の
運動会でかかる曲や、高校や大学の学祭で軽音部などが演奏する曲にまで、
彼ら”管理者”と云う名の魔の手が及んでいる。唯々諾々と従うにはどうにも納得が
出来ない物に対し、やはりここでも選挙には必ず行きましょう、と云う事しか対処策
が無いのである。
こんな状態でも選挙率が下がる一方なのは、どんな理由を付けようとも危機感が
欠落している人が多いのである。太平の眠りを覚ます上喜撰〜ではないのだが、
緊張感を生じさせる為には、一発の被弾が必要なのかもしれない。
裁判員法案の概要が発表されていたが、このリスク多き悪法によって生まれる
物とは、権利の裏には責任がある、と云う民主主義の基本原則なのかもしれない。
馬鹿主婦とプロ市民しか裁判員通知を許諾せず、おかしな判決の乱発となれば、
たった四杯では気付けないまでも数百件の判決で「夜も眠れず」となるやも――と
淡い期待をば。
Soilworkと云うスウェーデンメタルを最近聽いている。ANGRAのファーストを買った
時ほどの衝撃は無いが、それなりに面白い音だなぁと云う感じで。
他には……、JohnSykesとANTHRAX、DAMAGEPLAN辺りをちょろちょろだろうか。
某プリオ君に勧められたLinkin Parkも好きな音をたまに出しているのでローテー
ションに入れているが、カテゴライズが難しいグループである。
良い曲はやはり良いのであり、メタルバンドがロックをしても、また逆をしたとしても
「これは○○だ、あれは○○だ」と云う脳内作業はナンセンスなのである。それを
分かっていても気が付けば分別している辺りが痛い。もちろん私が。
2004/3/4 【セロー乗りの女は全殺しの巻】
YAMAHAにSEROW(セロー)と云うバイクがある。下から十分に厚いトルクがあり、
取り回しの容易さと車体の軽さで御機嫌になれる。私はオフ用のヘルメットを持って
いないのでセローは数百km程度しか走らせた事は無いが、その完成度の高さと
御機嫌度は十二分に理解できた。
少し話は逸れるがウィンタースポーツの定番であるスキーの話として、スキー場で
ゴーグルやスキーウェアで固めた姿の上に肝心要の滑降技術も高い時は、普段の
三割増しに見えると云う物がある。冬場はコタツでみかんを食すか、エンジン周りの
フレームをグローブでつかんでいる方が好きな私であるから、スキー等と小洒落た
物の一切は知らないのだが、「実際良く見えるよ」と云う話は何度も耳にした。
さてセローである。このバイクに乗る女性は非常に多いのだが、恐らくはオフ車
と云う事から来る足付き性の良さと車体の軽さが、彼女らの選択理由なのだろう。
オフ用ヘルメットにゴーグル、そして髪の毛がばさっとなびけば、普段以上に可愛く
見えてしまうのも致し方ないのかもしれない。その格好自体は可愛いし。
しかし、サンプル数は10人に満たない状態だが、何が何でも決め打たせて頂く。
「セローに乗る女が実際に可愛かった試しが無い」と。言い始めはススキノの女に
数百万を貢いだ男こと高校時代のクラスメートN君だが、上に続けて彼が言った
「あいつらは三割増しの法則でカワイイ言われとるだけや」も深く同意をしたものだ。
だが、「全く何を勘違いしとんのじゃ。お前ら、、、お前らなんてなぁ、ブスばっかし
なんじゃあああ」と云う絶叫は流石に同意できなかった。危ない奴は勘弁である。
深く傷ついた何かがあったのだろうが、今は北の大地でエロく暮らしているだろう。
現時点でのsamurizeを使ったデスクトップはこんな感じ→■。歌詞をネット上から
探してきて画面に出すスクリプトは便利だ。直輸入CDを認めないような話も耳に
するのだが、安いCDに海外サイトでの英語歌詞ってのを否定されると困るなぁ。
2004/3/2 【NASA発の火星で新発見の内容が、非常に気になる】
RMT(RealMoneyTrading)が違法行為にならないのは、データが財物ではない
と云う事がその理由になる。画像や音声データの一切はMMOを発売した会社の
所有物であり、言わばユーザーはそのデータを借りているだけである以上は、
RMTでMMO内での金やアイテムを売買する事とは「データを借りる権利の売買」に
過ぎないと考えるのが妥当である。
RMT自体は法律違反にならないが、RMTをする事で法律に抵触する場合とは、
MMOの枠をはみ出した詐欺の時だけだと思われる。RMTの取引BBSなどで活発な
売買があるようだが、そこで詐欺が起こる事はリアル社会での詐欺と見なされる。
一方MMO内で詐欺を行う事、つまり「MMO内アイテムとMMO内マネーの交換」は、
所有権が無い物同士での詐欺である以上は、詐欺の要件を満たさない。
先日、「RMTは法律違反だ。判例も出た」と息巻いている書き込みを見かけたが、
借りている状態にあるデータが財物と見なすのは無理がある訳で、判例云々は
有り得ないと思う次第である。「RMTが嫌い」を「RMTは法律違反」と脳内変換したと
考えるのが順当だろう。
他人のIDで不正アクセスらしい→■。
スキルも無い輩が他人のBOTをそのまま使用し、スパイウェアだったそのBOTは
IDとpassをブッコヌキして作者に送る。こんな楽しいニュースが在りそうなMMOは
ラグナロクオンライン以外には思いつかないのだが、開発元と販売元の体勢が悪い
のは周知の事実としても、ユーザーの質に於いても最下層である事は事実である。
被害届を出した輩に至っては、スパイスクリプトが入っているか否かを見極められ
ないのに、いざ抜かれて騒ぐのがみっともない事だと思えなかったのだろうか。
初心者と二次元ヲタしか居ないと言い切り可能なラグナロクだけに、この辺りの恥の
概念も喪失していると考えた方がすっきりするが。
Samurizeと云うソフトの設定ファイルをちこちことイジっている。ニュースTOPIXを
自動的に更新しながら表示してくれる事は確かに楽しいのだが、サッカーや株式の
それを拾うスクリプトはあっても、格闘技ニュースを拾ってくるスクリプトが全く無い。
仕方がないので、面倒くさいけど自作するかねぇ。